日本語学習入門:効率的な方法
一、教材を選ぶ(おすすめは「みんなの日本語」)
- 推薦理由:
- 日本人が書いた教材で、日本人がよく犯す間違いが含まれているため、日本人の目から見た日本語のレベルに影響を与えない。
- 自分に合った教材を選ぶことが重要で、内容が完璧であることよりも、学びやすいことが鍵。
- 教材の構成:
- 本冊(全日本語)
- 指導用書(単語表、中国語の説明などが含まれる)
二、リピート機またはリピートソフトを準備する
- 機能要件:
- リピート位置を設定できる。
- 録音分解記憶機能があるとさらに良い。
三、授業前の準備
1. テキストを見ずに、まずは課後の単語と文法説明を見る
- 「みんなの日本語」を使う場合、指導用書のみを見て、本冊の内容は見ない。指導用書のテキスト翻訳部分も最初は飛ばす。
2. 単語と文法を先に覚える
録音を聞きながら単語を覚える
-
初回記憶
- 録音を聞きながら単語とその説明を見て、できるだけいくつかの単語を覚える。プレッシャーを感じずに、単語の発音、字形、変化(動詞)、意味に徐々に慣れていく。
-
方法
- 本の内容を隠し、録音だけを聞いて単語を思い出し、書き出すと同時に意味を思い出す。
- 聞き取れない、または書き間違えた単語を別のリストにまとめ、再度暗記する。
- 上記のプロセスを繰り返し、すべての単語を正しく聞き取り、意味を思い出せるようになるまで続ける。
- 上記が問題なくできるようになったら、意味を見て日本語の単語を思い出し、大声で読む。スピーキング力を向上させるために、最初のステップで聞きながら大声で読むこともできる。
-
効率を上げるテクニック
- 慣れた単語は徐々に書く量を減らす。
- 録音の通常速度で単語の発音、書き方、意味を素早く思い出せるようになる。
記憶力と忘却への抵抗を強化する
- 心構え
- 忘れることは普通のことなので、落ち込む必要はない。忘れた時に自信を失うのではなく、むしろ良いことだと思い、それは強化が必要な証拠である。
- 復習戦略
- 毎週末にその週のすべての単語を聞き取り、素早く(1秒以内に)意味を思い出す。
- 忘れた単語は別のリストにまとめ、翌週の復習でその単語と新しく学んだ単語を一緒に復習する。
- 2回復習して問題がない場合は、その「覚えられないリスト」から外す。
- それ以外に、後のステップで単語の忘却による聞き取り問題が発生した場合も、その単語をこの忘却単語リストに追加し、上記の方法で復習する。
- この忘却単語リストをうまく管理することで、単語暗記の効率を大幅に向上させることができる。
四、単語と文法が問題なくなったら、テキストを聞き取る
1. テキストの準備
- 教材のテキスト部分を開かず、録音だけを聞いてテキストを聞き取る。
2. 聞き取り方法
初回聞き取り
- 最初は一時停止せず、一文または一段落を連続して聞く。以下のような状況が発生する可能性がある:
- 大まかな意味は理解できるが、詳細がわからない。
- 部分的に理解できるが、特定の部分がどうしても聞き取れない。
- 全く理解できない。
解決策
- 状況 1
- 自分が理解した大まかな意味と、覚えた単語や文法を使って文を再構築し、文を作った後、録音を聞いて自分の文が正しいかどうかを確認する。
- 疑問のある部分を繰り返し聞くか、速度を落として聞き、修正する。
- 状況 2
- まず理解できる部分を書き出し、理解できない部分を何度も聞き、必要に応じて速度を落として聞く。
- この時点では理解できないが、おおよその音はわかる場合、その音に基づいて仮名を書き出し、発音を記憶するのに役立てる。
- 思い出せなくても、仮名を聞き取る精度を高めることができる。字幕グループの翻訳が間違っていることがよくあるが、それは仮名を正確に聞き取れていないために発生する誤聴である。
- 状況 3
- 状況 1 または状況 2 に変わるまで、繰り返し聞き続ける。
- 上記の「繰り返し聞く」は、同じものを50回未満しか聞いていない場合は、諦めずに続けることをお勧めする。
3. 教材と照合して確認
- このステップは非常に重要で、話の3分は書き、7分は修正にある
- 単にどの文が正しく、どの文が間違っているかを見るだけで終わらせない
- そして、間違いの原因を真剣に分析する:
- 単語が覚えられていない場合、前述のように、単語を忘却単語リストに追加し、後日復習する
- 文法が理解できていない場合、再度文法を学び、どうしても理解できない場合は、ChatGPT に相談する
- 単に聞き間違えた場合、その文を見つけて繰り返し聞き、理解できるまで聞く。ここに繰り返し回数の上限はない。例えば「していただきます」のような長い固定表現は、最初は確かに聞き分けるのが難しい。徐々に耳を慣らしていくしかない。
五、学習内容の評価と補強
上記の学習ステップを完了した後、以下の点を明確にすることができる:
-
習得した部分:聞き取り、単語記憶、テキスト理解を通じて、どの内容がすでに習得されているか。
-
欠陥のある部分:単語記憶、文法理解、聞き取り精度など、どの内容にまだ問題があるか。
欠陥部分の処理
- 聞き取り、記憶、理解を繰り返し、欠陥を補う。
- 課後の練習問題を徹底的にやる:
- 簡単な練習の価値:単語置換練習は簡単に見えるが、学んだ内容を効果的に強化できる。
- エラー分析:答え合わせをする際に、単に正誤を判断するだけでなく、以下を明確にする:
- なぜ間違えたのか?
- どこが間違っていたのか?
- どのようにして同様の間違いを防ぐか?
- 記録とまとめ:すべての間違いを記録し、毎週の復習時に反省して改善する。
注意事項
- いい加減にしない:どんな間違いも「いい加減だった」で片付けない。いい加減さは、熟練度が足りない証拠である。
- エラー管理:間違いをまとめ、復習リストを作成し、定期的に穴埋めをする。
まとめ
- 聞き取りについては、最初は知識と語彙が少ないため、教科書が最適な聞き取り材料である。
- 一定のレベルに達したら、アニメやドラマの内容を聞き取り始めることができる。
- インターネット上には、聞き取りのために多くの人が聞き取った後の台詞があるので、聞き終わった後に照合することができる。
- ただし、インターネット上の台詞を完全に信じないこと。彼らが聞き取った内容も必ずしも正しいとは限らない。
- 自分で注意深く見極め、どうしてもわからない場合は日本人に聞いてもらう。
- 言語学習者の良い友達
- 中国語/英語/日本語相互学習(言語交換)募集掲示板
- また、言語環境がない場合、順調に聞き取れた内容でも、時間の経過とともに徐々に忘れていく。
- 通勤や待ち時間を利用して、mp3を持ち歩き、聞いた内容を繰り返し再生し、耳を日本語に慣れさせることができる。ただし、乗り過ごさないように注意する。
六、作文練習の重要性
1. 作文の時間配分
- 開始段階(最初の2週間):形になる内容を書くのが難しいかもしれないが、徐々に慣れていく。
- 2週間後:少なくとも週に1回は作文を書く。
2. 作文の内容と方法
- 作文の目標:
- 自分が「書きたい」内容を書くことで、「書ける」内容だけに限定しない。
- 文才を追求する必要はなく、たとえ日記のような内容でも、続けることが重要。
- 困難に直面した時の戦略:
- 単語:辞書を引いて、表現に必要な語彙を見つける。
- 文法:使いたい文法を大胆に使う。たとえ間違える可能性があっても構わない。
3. 間違いを修正する
- 作文中に間違いがあるのは学習の正常なプロセスである。
- ChatGPT がこれらの間違いを修正してくれる
七、自分を励ますことについて
- 成果を記録する:
- 自分に学習目標と報酬メカニズムを設定し、例えばメダルを作成する。
- 継続する:
- 進捗が遅くても、止まらない限りは立派である。
- 一夜漬けで「偽りの成績」を追求するのを避け、真の能力が最も重要。
- 努力せずに報われる方法はない。しかし、楽しみながら努力し、苦痛を感じない方法はある。 学習の成功を祈る!